核酸の効果

2016年8月14日

核酸とは

細胞のすべてに含まれている物質で、DNAとRNAの二種類がある。
二十歳までの成長期を過ぎると体内での核酸の合成能力が低下していく為、核酸を外部から補充することで、細胞の老化を防止し様々な不調の悩みを解消することができる。

核酸は遺伝子の役割を果たしたり、新しい細胞を作り出したりする。
つまり核酸は生物が生命活動を維持していく鍵といえる。よって、老化したり若返ったりするのも核酸の働きによる。

核酸(DNA,RNA)の役割

DNAは、正式にはデオキシリボ核酸(Deoxyribo Nucleic Acid)という物質で、細胞核という部分に主に存在している。
二重螺旋構造をしていることで有名だ。螺旋部分は五炭糖という糖分の一種からできている。
そして、螺旋の内側には4種類の塩基が並んでおり、この塩基の並び順によって情報を記録している。
4種類の塩基は、それぞれアデニン、チミン、グアニン、シトシンという物質だ。

DNAの第一の役割は同じDNAを作成することである。
この複製は細胞分裂に先立ち、核の中で行われる。
古い核から分裂した新しい核は、その中に伝えられたDNAの決めるままに新しい細胞を作っていく。
DNAが適格に自己の複製を作りだせなかった場合、その不完全なDNAの指令により作られる新しい細胞はやはり不完全なものとなる。
それがガン細胞のように目立って現れることもあるが、それよりも漠然と機能低下として現れる方がすっと多い。

第二の役割はたんぱく質を作ることである。
人間の身体は心臓、血液、皮膚など、どこをとってもたんぱく質が主成分である。
DNAはRNA(Ribo Nucleic Acid:リボ核酸)の力を借りてたんぱく質の構成要素であるアミノ酸を組み合わせてたんぱく質をつくる。
たんぱく質の作り方(アミノ酸の配列方法)は、DNAに記載されておりそれを遺伝子と呼ぶ。
遺伝子は情報であり、DNAはそれを記録する記憶媒体なのだ。

ちなみにDNAのうち、大部分には遺伝子が記録されていない。
ヒトの1つの細胞には身長と同じくらいの長さのDNAが収納されているが、遺伝子はそのごく一部にしか記録されていない。
カセットテープでいえば録音された部分はわずかで、ノイズや無音の部分がずっと続くようなものだ。
ところが不思議なことに、遺伝子が特定の位置に集合する場合がある。
部品Aの遺伝子と部品Bの遺伝子が、しばしばDNA上で隣り合っていたりするのだ。

DNAが間違っていれば当然正常なたんぱく質はできないこととなる。
その不完全なたんぱく質は不完全な体の構成要素となってしまう。
また、DNAの機能低下はたんぱく質合成能力のスピードを失わせる。

核酸は成長期を過ぎると不足する

若い人の肌が健康であったり、髪が豊かであるのは、人間が生まれてからの約20年間の成長期間では
細胞分裂のスピードが早く、次々にたんぱく質が作られているからである。
これはDNAとRNAの2つの核酸が豊富で活発に働くからに他ならない。

核酸は体内でたんぱく質と炭水化物により合成されており、
二十歳までの成長期間では十分に合成することができる。

しかし成長期をすぎると核酸の合成能力が衰えてしまうため、
体内で合成される核酸だけでは細胞分裂やたんぱく質の生成を賄いきれなくなる。
しかも核酸の絶対量が不足すれば新たに作り出されるDNAが不完全で間違ったものになりやすく、
質の悪い細胞が作らていくことになってしまう。

よって老化を防ぐには変質した核酸に代わって、核酸を食事によって体内に取り入れて細胞を若返らせることが重要である。

なぜ豚の核酸を摂取した人間は豚にならないのか

核酸を取り入れるのは分かったが、例えば豚肉を食べて豚にならないのは何故なのだろうか。
豚肉を食べれば確かに豚の固有の核酸がその中に含まれているが、それはある部分まで分解される。
DNAでいえば、リン酸-デオキシリボース糖-シトシン(あるいはアデニン、グアニン、チミン)である。
このように分解された核酸は人間の細胞に送られてから、改めて人間のDNAの指示によって人間固有の核酸へと組み当てなおされるのである。
よって豚肉を食べても豚になることはない。

エネルギーをつくるために核酸を摂取する

そもそもどのようにエネルギーは作られているのか。
細胞の中のミトコンドリアという部分でクエン酸が酵素の助けを借りて、次々に化学反応を起こしエネルギーを作り出している。
この化学過程は、クレブス回路または、よく聞かれるクエン酸回路と呼ばれている。

このクレブス回路から生まれたエネルギーは、そのままにしておくとむなしく浪費され、実際にエネルギーを必要としたときは消えてしまっている。
それを防ぐためにクレブス回路に接してエネルギーを貯蔵しておく電子伝達系がある。
この中心になるのが核酸RNAの基本単位のうちの一つであるATP(アデノシン三リン酸)である。
ATPはRNAのヌクレオシド(DNAやRNAを構成する単位)で、アデノシンに三つのリン酸がついた構造をしている。
このリン酸がひとつずつ放れていく度に、つまりATP→ADP(アデノシン二リン酸)→AMP(アデノシン一リン酸)となるにしたがい、
エネルギーが放出される。
逆に外からエネルギーが加えれるとAMP→ADP→ATPとなってエネルギーを蓄えていく。

よって、ATPを作り出す材料とエネルギーをもっと与えればエネルギーの蓄積はより大きなものになり、
心臓や筋肉はより力強くなり全身に活力がみちるだとうということである。
そして、このATPを作り出す材料にあたるものが高核酸食品に含まれているのである。

核酸を摂取しコレステロールを減らす

血液中のコレステロールが血管に溜まると血管は厚く硬くなる。
これを動脈硬化といい、放っておくと脳卒中、心筋梗塞を引き起こしてしまう。
コレステロールを増やさないためには飽和脂肪酸が多い食品をさけることが有効である。
しかし核酸を摂取することによっても不要なコレステロールを減らすことができる。
脂肪酸がコレステロールにかわるためにはイソプレンという物質が必要である。
一方、核酸は細胞の働きを活発にしてエネルギーを増大させ、そのエネルギーを貯蔵するATPという物質をつくる。
このATPが働くときに実はイソプレンが必要なのである。
つまり、コレステロールの生成に必要なイソプレンは同時に核酸がエネルギーになるときにも必要であるから
このときにイソプレンを使い切ってしまえば良いのである。

肌と核酸

一般的に若々しい肌とは適度にうるおいがあってピンと張っている肌などと言われるが、
解剖学的には皮膚の皮が厚いものとされる。さらに言うと、皮膚の表面の表皮が厚みをもって弾力があるのが若々しい肌なのである。
試しに、自分の手の甲の皮膚をつまんでみてみて頂きたい。
つまんだ部分の周囲に細かいシワが何本もできればかなり老化している証拠で皮膚が薄くなっているのだ。
表皮の一番下には基底層があり、ここで新しい表皮が細胞分裂によって作られ、一方古くなった表皮は垢となってこぼれ落ちていく。
老化とはこの基底層での細胞分裂のスピードが衰えたことに他ならない。
従い、子供は肌の新陳代謝が早く行われるので垢が出やすい。

シワやシミ、さらに肌荒れやたるみといった老化現象は殆ど皮膚が薄くなったことが原因といえる。
よって、クリームを一生懸命に塗りたくったりしても根本的な解決にはならない。
却って毛穴を詰まらせて肌トラブルの原因となることもある。

髪と核酸

髪は毛母細胞が次々と分裂することによって成長する。
しかしこの毛母細胞の活動が衰えると、正常ばヘアサイクルが保たれず早く抜けてしまったりして薄毛に繋がる。
核酸は細胞の分裂を支配しているので、より多くの核酸を取り入れることにより衰えた細胞を活発にして、再び髪を成長させることができる。

眼と核酸

たんぱく質は眼のレンズである水晶体とそれを調節してピントを合わせている筋肉の主成分である。
そして、このたんぱく質の代謝をコントロールしているのが核酸である。

よく家族一家が揃って眼鏡をかけている家庭がある。
眼が悪いのは遺伝と思われがちであるが、実は間違った食事法が原因であることが多い。
なぜなら近視の90%は仮性近視で遺伝するものではないからだ。
そのような食事はたんぱく質と核酸が極めて少ないのである。

核酸を摂取する食事法

一日に1-1.5グラムの核酸を摂取することである。
これは一般的な食生活では、中々取りづらい量である。

ちなみに魚介類では、イワシ、鮭、エビ、ハマグリなどは核酸が多く、豆類、レバー類も核酸が多い。

含有量について詳しくはこちらの表をご覧頂きたい。
※プリン体含有量を3.5倍すると大体の核酸含有量となる。

特にイワシの缶詰一つに約600mgの核酸が含まれている。
しかしそんなにイワシばかり食べてもいられないし、何より食事の楽しみが減ってしまう。
よって、核酸を多く含む食品を交互に取るのが、無理なく続けられる秘訣であろう。

ちなみに、私は主にスピルリナで核酸を摂取している。
なぜなら40粒(8g)あたりDNAが48-80mg、RNAは176-280mgも含まれている。
しかもたんぱく質、脂質、糖質、食物繊維等バランス良く含んでおり、栄養食品としてとても優秀で、
かつ値段も高くなく、カロリーも40粒で20-30kcalである。
40粒はだいたいティースプーン二杯程で手軽に取り入れられる。
これを毎食後に摂取するのである。

核酸食事法において気をつけるべきこと

それは血液中の尿酸値の高騰である。
高核酸食品は核酸の一部が体内で分解され尿酸に変化する。
それによって主に腎臓結石や痛風といった障害がおこる可能性がある。
尿酸は濃度が高くなると結晶化する。
それが関節にできた場合は痛風となり、腎臓にできた場合は腎臓結石となってしまうのである。

これは防ぐためには、特に男性は普段の倍の量の水を飲み尿の量を増やして血液中の尿酸を尿と共に排出する必要がある。
特に男性と言ったのは、女性は女性ホルモンの働きにより尿酸を排出しやすいからだ。

尿酸についてはこちらの記事「尿酸値を下げる」を参照頂きたい。